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おたふくかぜワクチン

おたふくかぜワクチンについて

1歳のお誕生日がきたら、おたふくかぜワクチンを

おたふくかぜワクチンは、ムンプスウイルスの病原性を弱めてつくられた生ワクチンで、皮下に注射します。生後12か月を過ぎたら接種することができ、ワクチンによる予防率は79~90%といわれています(※1)。
保育園や幼稚園など、集団生活に入ると感染のリスクが高くなるため、それより前に接種することが望ましいでしょう。また、予防効果を確実にするために、日本小児科学会では、小学校入学前の1年間にもう1回追加接種することを推奨しています。
おたふくかぜワクチンは世界各国で積極的に接種されていて、2009年の時点では118か国で定期接種化されています。ところが、日本では任意接種とされており、ワクチン接種率は約30%です。おたふくかぜの流行を繰り返している国は、エジプト、リビア以外のアフリカ諸国と東アジアの一部の地域のみですが、ワクチン接種率が上がらない日本では今でも4年に一度ぐらいの間隔で全国的な流行を繰り返しています(※2)。

  • 庵原俊昭 小児科 2013; 54(12): 1753-1760
  • 国立感染症研究所 おたふくかぜワクチンに関するファクトシート 平成22年7月7日版
イラスト 赤ちゃん(上半身のみ)

おたふくかぜワクチンの副反応

接種後は、注射をした部位が腫れたり、赤くなったりすることがありますが、ほとんどは数日以内に自然に治まります。また、接種後2~3週間のうちに、発熱や耳の下の腫れなど、軽いおたふくかぜのような症状が起こることがありますが、こちらも通常は数日で治ります。まれにですが、無菌性髄膜炎を起こすことがあり、その場合は入院治療が必要になります。しかし、ほとんどの場合、経過がよく、後遺症が残ることもありません。1歳を過ぎたらなるべく早く接種することをおすすめします。