ここから本文です

おたふくかぜワクチン

おたふくかぜとは

おたふくかぜとは、ムンプスウイルスによって起こる感染症で、「ムンプス」または「流行性耳下腺炎」とも呼ばれます。感染した人の唾液に含まれるウイルスが、せきやくしゃみなどで飛び散ることで感染し、発症するまでに2~3週間の潜伏期間があります。

主な症状は、耳の下の腫れと痛みで、発熱や頭痛、だるさなどを伴うこともあります。通常、腫れや発熱は1週間ぐらいで治まりますが、合併症として、無菌性髄膜炎や難聴、脳炎、睾丸炎、卵巣炎、膵炎などを起こすことがあります。
ムンプスウイルスに感染しても、約30%は症状が表に現れない「不顕性感染」を起こします。不顕性感染の人は唾液などにはウイルスが含まれているので、症状が出なくても他人にうつす可能性があります(※)。

  • 国立感染症研究所 おたふくかぜワクチンに関するファクトシート 平成22年7月7日版

おたふくかぜは大人になっても感染する、怖い病気

おたふくかぜは子どもに多い病気ですが、大人も感染することがあります。大人になってから感染すると、睾丸炎や卵巣炎などの合併症が起こりやすいほか、それに伴う後遺症も重くなります。合併症を起こした場合は入院となることが多く、睾丸炎になった場合、まれにですが不妊の原因になることもあります。
また、大人になってムンプス難聴になった場合、耳鳴りやめまいなどの症状を伴うことも多く、日常生活に支障をきたすこともあるといわれています。
感染力が比較的強く、家庭内や施設内での感染が起こりやすい病気なので「子どもの病気」と油断せずに注意しましょう。