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ロタウイルスワクチン

1歳までに3人に1人の子どもが感染し、冬から春にかけて流行する

赤ちゃんは免疫力がまだ弱く、胃や腸も未発達。そのため、感染性胃腸炎によくかかります。なかでも小さな赤ちゃんがかかりやすく、毎年冬から春にかけて流行がみられるのが、ロタウイルス胃腸炎です。

一度かかっても、繰り返しかかってしまうことも。初めて感染したときに重症化しやすく、リスクが最も高いのは、ママからの免疫がなくなる3~6か月頃で、特に注意が必要です。

5歳までに、ほぼ100%の子どもが一度は経験すると言われています。

母親からの免疫とロタウイルス感染リスクイメージ

母親からの免疫とロタウイルス感染リスクイメージ

ごくわずかなウイルスで感染する強い感染力

たとえばコレラ菌なら、発症するのに必要な菌数は数百万個ですが、ロタウイルスの場合はごくわずかな数のウイルス粒子で赤ちゃんが胃腸炎を発症すると言われています。また、環境にも強く、条件が合えば10日間ほど生きています。

さらに、ロタウイルスはインフルエンザとは違い、消毒用のアルコールにも強いので、哺乳瓶用の消毒液などの塩素系漂白剤(消毒薬)で、しっかり消毒しなければ取り除けません。そのため、家庭や保育所で「排泄物を処理するときは使い捨て手袋をはめる」「排泄物が付着した衣類や寝具などは消毒後に洗濯」「排泄物処理後は除菌効果のある石鹸で手洗いをする」などを徹底しましょう。下痢の症状がなくなっても約1週間は、便中にウイルスの排出が続いているので、外出はしばらく控えるのがよいでしょう。